ダイイチリーダー（1990年生、母エステイメジロ）

ダイイチリーダー（1990年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイイチボーイ（当時6歳）と交配したエステイメジロが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地19戦2勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

10月11日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（1993年）

2月13日、中8週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジュニアハヤテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小池隆生騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイターナルウィナーに2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

4月17日、中6週で迎えた8戦目は、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小池隆生騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で小池隆生騎手（8戦2勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳900万下の菩提樹ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小池隆生騎手（9戦2勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小池隆生騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で小池隆生騎手（11戦2勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で小池隆生騎手（12戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小池隆生騎手（13戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた16戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月5日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（14戦2勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた20戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。