グレースアサシー（1986年生、母ダイナアサシー）

Grace Athasi

1986.05.09

グレースアサシー（1986年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時15歳）と交配したダイナアサシーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦2勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳400万下(牝)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月15日、デビュー戦は西園正都騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のスズメダリストに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた2戦目は、4歳400万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンピューマを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。