アラビアンドラゴン（2010年生、母ネオクラシック）

アラビアンドラゴン（2010年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋竜」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したネオクラシックが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害22戦1勝、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、吉田勝利によって1,785万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月1日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

3歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7月7日、中7週で迎えた9戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

8月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月14日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月23日、中9週で迎えた12戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

4歳（2014年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーセンカラヤンに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファエンゼルに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月15日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニードサムバディに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月18日、中4週で迎えた17戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

7月26日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた21戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月21日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2015年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月15日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月11日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のウルトラサウンドに8馬身の差をつけて優勝

7月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で平沢健治騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で平沢健治騎手（7戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で平沢健治騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2016年）

1月23日、中5週で迎えた32戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた33戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/不良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（9戦1勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（10戦1勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた37戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（11戦1勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（12戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（13戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。