ワンダーウォニング（1999年生、母ワンダーエステート）

ワンダーウォニング（1999年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時14歳）と交配したワンダーエステートが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地11戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の一般C5。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

11月24日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3歳（2002年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、井西泰政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

6月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら15番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた7戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

9月22日、中6週で迎えた8戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月29日、連闘で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

10月20日、中2週で迎えた10戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月7日、中6週で迎えた11戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C5（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のデュークビスカスに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた12戦目は、北関東リーディングジョッキーズカップ（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグラスウィンディーから1馬身差の2着となった。

4歳（2003年）

1月6日、連闘で迎えた13戦目は、小野三夫騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月1日、中7週で迎えた14戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、一般C5（足利ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5ハ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木泉騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。