シルバーアトム（1984年生、母カムローリー）

経歴

デビュー前

中村広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

10月12日、デビュー戦は伊藤栄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

3歳（1987年）

2月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のリバルドベルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤栄騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた6戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は石神富士雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のツジノカザンに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月14日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳900万下のしゃくなげ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神富士雄騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。