ビットエクスプレス（2008年生、母ナリタオリーブ）

ビットエクスプレス（2008年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「速い（仏）＋速い。スピード豊かな速い競走馬にとの願いから」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時8歳）と交配したナリタオリーブが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C12。

経歴

デビュー前

当歳のとき、マークリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、マークリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

7月9日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月4日、中7週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

11月7日、中5週で迎えた4戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定戦のれんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた6戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったトロピカルジュエルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2012年）

1月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、スタニングミノルに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のマックル賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた10戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた12戦目は、白鷺賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったココロに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた13戦目は、笠松競馬騎手会安全祈願第2戦（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月5日、中0週で迎えた14戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリブラックを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月27日、中2週で迎えた15戦目は、青葉特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C14 17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイゴテンリュウに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトップスマイルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月13日、中6週で迎えた18戦目は、水素水36モンド金賞受賞杯（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾島徹騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた21戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾島徹騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で尾島徹騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月10日、中3週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。