グリーントウコン（1986年生、母ジョーシルダルタ）

グリーントウコン（1986年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時9歳）と交配したジョーシルダルタが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月13日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

1月21日、連闘で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホークロワイヤルに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月25日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスリーセントスキーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したワンモアニードユーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

1月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。