ゴキゲンサン（2020年生、母マチャプチャレ）

ゴキゲンサン（2020年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ごきげんさん。御機嫌様(関西の方言)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時12歳）と交配したマチャプチャレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はチェスナットファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チェスナットファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ニッシンホールディングスによって2,640万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月18日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブルジュドバイをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3歳（2023年）

2月19日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

9月9日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のゲキザルを半馬身振り切って久方ぶりの一戦を制した。

4歳（2024年）

2月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。