ブルーノーザー（2003年生、母ミストラルアゲン）

ブルーノーザー（2003年2月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「寒冷な北風。母名（ミストラル、南仏の北風）より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時15歳）と交配したミストラルアゲンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、中央障害3戦0勝、地方9戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C16。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月7日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

5月21日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた3戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月17日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2007年）

1月13日、中3週で迎えた5戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月25日、中5週で迎えた6戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた7戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、正則・石子結婚39周年記念（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマコトイチバンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田崇史騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテーオーハリケーンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田崇史騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティムショールに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月11日、中2週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田崇史騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシエンブレムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、やっさんありがとう・岩尾記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田崇史騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスティールレディに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュウセイベルジュに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。