アルフワイラ（2019年生、母ラヴァーズレーン）

アルフワイラ（2019年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「千夜一夜物語の原題を略したもの。姉名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時10歳）と交配したラヴァーズレーンが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,700万円（8.5万×200口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

5月28日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエレアイムに半馬身届かず2着に敗北した。

6月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で今村聖奈騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2023年）

5月3日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランメゾンに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシャンダスに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンフローリスに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤翔馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

2023年12月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2024年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg減らして迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、エリダヌス座特別（大井ダート1650m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた17戦目は、ふたご座特別（大井ダート1650m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、六分儀座特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた19戦目は、ラスティ・ネイル賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。