スウィープシルバー（2004年生、母バスティーユ）

スウィープシルバー（2004年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父父名の一部＋銀、毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時7歳）と交配したバスティーユが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、猪野毛牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月2日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマカツブライアンを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

1月27日、中7週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月15日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

4歳（2008年）

2月4日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた17戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で杉村一樹騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた19戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた22戦目は、向日葵特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。