マチカネクロズキン（1997年生、母スイートイブ）

マチカネクロズキン（1997年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のモガミ（当時21歳）と交配したスイートイブが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の清津峡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月30日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアサクサジャンボをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

11月19日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

1月13日、連闘で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアッミラーレに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンブライアンに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月21日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の秩父特別（東京芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2002年）

4月21日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のユウワンキングに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたドラゴンキャップ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に敗れた。

8月10日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6歳（2003年）

5月3日、約9か月の休養明けで迎えた24戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八ケ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた26戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。