ピーベリー（2015年生、母サクラピュアハート）

ピーベリー（2015年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「コーヒー豆の一種」。毛色は青鹿毛。種牡馬のビービーガルダン（当時11歳）と交配したサクラピュアハートが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桑嶋峰雄。2018年のあやめ賞(牝M2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑嶋峰雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ヤマダステーブルによって172.8万円で落札された。2歳のとき、ヤマダステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって432万円で落札された。

伊藤和厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2017年）

8月14日、デビュー戦は菅原俊吏騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエイスターダムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中6週で迎えた2戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のベストロードを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月26日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳M2のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、中6週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦2勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

4月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定3歳M2のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

5月12日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったプリヴィレッジにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月14日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4歳（2019年）

5月13日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた9戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた10戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた12戦目は、セプテンバーカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原俊吏騎手（11戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原俊吏騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた14戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、大会中に生中継☆特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、じねんじょのすまし汁特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

12月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた18戦目は、いつもありがとう特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2020年）

1月1日、中0週で迎えた19戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3 17（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3 13（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎雅由騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セキセキに3/4馬身交わされて2着となった。

1月29日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎雅由騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンオンタイムに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月5日、連闘で迎えた23戦目は、妹尾将充騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた25戦目は、ファイト君誕生日特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた26戦目は、甘里シュガーデビュー4周年特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた27戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた28戦目は、中川壮太社長生誕特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（10戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、チェリーウラノスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月30日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（11戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（12戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（13戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた32戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（14戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた34戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（15戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた35戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（16戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（17戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3-10（高知ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（18戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。