リンゴアメ（2018年生、母マイネデセール）

リンゴアメ（2018年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お祭り定番のスイーツ。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時15歳）と交配したマイネデセールが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2020年の函館2歳ステークス(G3)に勝利した他、2022年の青函ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月13日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクムシラコに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のルーチェドーロをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦2勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2021年）

1月16日、中4週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳重賞の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦2勝）。17頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、TVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月15日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月18日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、淀短距離ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

2月27日、中6週で迎えた13戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月8日、中9週で迎えた14戦目は、鞍馬ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた15戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

10月9日、中7週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月17日、中9週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

2023年1月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。