ローマンブロンコ（1986年生、母ダイナフィズ）

ローマンブロンコ（1986年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時14歳）と交配したダイナフィズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

9月2日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したテルノギャルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月7日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエプソムローズに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月29日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の恵那特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月4日、中7週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月1日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したマルサキタミにハナ差届かず2着に甘んじた。