チヨノカホー（1993年生、母タマモスマート）

チヨノカホー（1993年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時8歳）と交配したタマモスマートが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

1月27日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた4戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったマチカネゼクウに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったナスケンチェリーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスキャナに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月23日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月3日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月29日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた13戦目は、マルチカップ特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒダカリードに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月22日、中1週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

4歳（1997年）

1月25日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。