インパーフェクト（2004年生、母ブルールミナール）

インパーフェクト（2004年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「不完全な」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時8歳）と交配したブルールミナールが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）荒谷牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方2戦1勝。2006年のラベンダー賞(オープン)に勝利した他、2006年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒谷牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって735万円で落札された。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月10日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のムクランマに約16馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンイッテンを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

3歳（2007年）

2月4日、中5週で迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。

6月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月22日、中6週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。