アイドクレース（2010年生、母ビクトリアスズラン）

アイドクレース（2010年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宝石名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したビクトリアスズランが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2七。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月8日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

3歳（2013年）

5月12日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったヒシエメラルドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、穂高☆莉菜新婚らぶらぶ記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4-9（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月27日、中4週で迎えた16戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C26（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた21戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したオクターヴにハナ差届かず2着となった。

4月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2 13（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2 14（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、エプソムアルテマに3/4馬身交わされて2着となった。

5月11日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るウインドユナチャンを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた28戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた31戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2 13（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2 15（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十五（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡村卓弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた37戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2 14（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。