メイショウアヤメ（1995年生、母ウイルムーン）

メイショウアヤメ（1995年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時8歳）と交配したウイルムーンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回。1998年の報知杯4歳牝馬特別(牝G2)で2着に入った他、1999年の京都牝馬特別(牝G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月20日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンマッカレンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンオンワードに9馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月30日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（1998年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したマックスキャンドゥを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（4戦2勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月17日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のタケイチケントウに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（6戦3勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた9戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（7戦3勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの摩耶ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（8戦3勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（1999年）

1月30日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月21日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月10日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1200m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（11戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた14戦目は、G3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（12戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（13戦3勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（14戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた17戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（15戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアグネスワールドを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で飯田祐史騎手（16戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で飯田祐史騎手（17戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた20戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で飯田祐史騎手（18戦3勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で飯田祐史騎手（19戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したサクラアカツキを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月19日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で飯田祐史騎手（20戦3勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（2000年）

7月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で飯田祐史騎手（21戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のやまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で飯田祐史騎手（22戦3勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で飯田祐史騎手（23戦3勝）。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は22戦連続で飯田祐史騎手（24戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。