キタノランディ（2020年生、母デビルインマインド）

キタノランディ（2020年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+近親の活躍馬名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時19歳）と交配したデビルインマインドが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はタニグチ牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C19。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タニグチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって220万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

3月19日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

6月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、三石蓬莱山賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モノノフピンクに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、ホクレングリーンプラス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた8戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリノタカラブネに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

12月27日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、静岡の怪物鈴木暁結婚記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったバークエムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルーフォンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、冬将軍特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルパーヴェルに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月8日、中3週で迎えた15戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したフォティックにクビ差届かず2着となった。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノライダーに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月5日、中1週で迎えた17戦目は、百十郎桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデイライトに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。