カンバーランド（2021年生、母ビッグワールド）

カンバーランド（2021年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アメリカ合衆国の地名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時9歳）と交配したビッグワールドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月30日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月23日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

12月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に敗れた。

3月17日、中8週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月5日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ソウキュウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月22日、中6週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエリカポラリスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月17日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。