ヤマニンサイクロン（1992年生、母ヤマニンポリシー）

ヤマニンサイクロン（1992年5月22日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時12歳）と交配したヤマニンポリシーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の粟島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

9月17日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月13日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったエアジャスティスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1995年）

3月19日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた7戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた9戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたオンワードシェーン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でS.ソト騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったドウカンキリコに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中3週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウェディングビューに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1996年）

4月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビゼンゴーランに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた18戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下の幕張特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

9月1日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の三里塚特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の能生特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

5歳（1997年）

2月15日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエメラルドビコーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で迎えた25戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の御嶽特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

7月20日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のキャニオンシャープを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の下総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた31戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。