エアロバティックス（2004年生、母スピードデクタス）

エアロバティックス（2004年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲芸飛行術、高等飛行術」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時12歳）と交配したスピードデクタスが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

6月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月24日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3歳（2007年）

2月4日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月25日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボストンクエストに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月17日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

8月25日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。