エルウェープリンス（1998年生、母ミートデザイヤー）

エルウェープリンス（1998年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したミートデザイヤーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着4回、中央障害6戦0勝2着1回、地方2戦0勝。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したオースミステイヤーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

3歳（2001年）

2月11日、中9週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したダイタクバートラムを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、テンザンセイザに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたエイユーファイター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた14戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2003年）

2月9日、約14か月の休養明けで迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた17戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラエキスプレスから3馬身半差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、市島ワイン特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

10月9日、中7週で迎えた21戦目は、丹波焼陶器まつり特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。