ツクバエンジェル（2007年生、母ウェディングハニー）

ツクバエンジェル（2007年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したウェディングハニーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のイニモニマニモを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。