ラブミーモナコ（2020年生、母コパノバウンシ）

ラブミーモナコ（2020年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+モナコ公国より」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時10歳）と交配したコパノバウンシが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤敏明。主な勝ち鞍は2022年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伊藤敏明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、伊藤敏明から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって253万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月2日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストフェローズに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月14日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

9月8日、中7週で迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の193.5万円以上（大井ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボルドートロギルに6馬身の差をつけて制した。

10月23日、中3週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのなでしこ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた6戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

3歳（2023年）

6月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

7月27日、中7週で迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月27日、中3週で迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた10戦目は、馬籠宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブルーノートに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月21日、連闘で迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 小雨/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた12戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4歳（2024年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた14戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、まねき馬倶楽部in笠松競馬場（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のシゲルツキミザケをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

4月25日、中4週で迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ツアリーヌ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。