コスモピュアソウル（2002年生、母スロクイザナミ）

コスモピュアソウル（2002年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋純粋な心」。毛色は栃栗毛。種牡馬のミシル（当時14歳）と交配したスロクイザナミが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方41戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のフォーチュネイト白梅特別。

経歴

デビュー前

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1700m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた4戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、2歳（宇都宮ダート800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシャイニシャイニに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったケージーオトメからアタマ差の2着に甘んじた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（宇都宮ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のメロージェントに約13馬身の大差をつけて2勝目を収める

12月31日、中6週で迎えた7戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒロシアサマに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

3歳（2005年）

1月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト白梅特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のトサローランを半馬身振り切って4勝目をマークした。

3月10日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの’05桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のライラック特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のアネモネ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくちなし特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のジュラドに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

8月13日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

10月6日、中7週で迎えた17戦目は、成城特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2006年）

5月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、いるか座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた19戦目は、さそり座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のロッキーダブリンに1馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

8月2日、中7週で迎えた20戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた21戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ながつき賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のヒノモトフジに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

10月17日、中4週で迎えた23戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木啓之騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた24戦目は、深秋賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた25戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた26戦目は、アデュー2006賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5歳（2007年）

1月24日、中3週で迎えた27戦目は、望春賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（11戦2勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた28戦目は、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3四（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着を確保した。

3月27日、中1週で迎えた30戦目は、スターロード賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた32戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、うしかい座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた33戦目は、一般B3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた34戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の紅葉特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた35戦目は、初冬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた36戦目は、そぴあ賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

12月6日、中1週で迎えた37戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6歳（2008年）

1月11日、中1週で迎えた39戦目は、風波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた40戦目は、ゆきやなぎ特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた41戦目は、しらこばと賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したミヤビツヨシオーを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた42戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた43戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春風特別（浦和ダート1500m 雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた44戦目は、こぐま座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（13戦2勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。