スイートダージリン（2005年生、母スイートミミ）

スイートダージリン（2005年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋インドの世界遺産より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したスイートミミが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方34戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2九。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月21日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

3歳（2008年）

2月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

4月28日、中8週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた4戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月6日、連闘で迎えた5戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルクライスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウノブランドに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウノブランドを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の坂上田村麻呂レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本浩司騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノブランドを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本浩司騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミンナゲンキニナレに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のキリンソニック杯（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本浩司騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウカイカスタムに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で関本浩司騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアサクサロータスを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中4週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンサを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルサンキムに5馬身の差をつけて制した。

11月26日、中5週で迎えた14戦目は、埼玉県畜産会賞（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったハシレディアブロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、中3週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4歳（2009年）

1月13日、中2週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた18戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2九十（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた22戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた25戦目は、一般C2十三（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた26戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月2日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、テレビ岩手5きげんライフ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた29戦目は、盛岡YOSAKOIさんさレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた30戦目は、囲炉裏で聞く遠野の昔話レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた31戦目は、鉄の古里釜石橋野高炉跡レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた32戦目は、MSS応援団結成記念小川恵子レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（8戦5勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた33戦目は、十府ヶ浦deクルージングレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた34戦目は、宮古三王岩レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月4日、中3週で迎えた36戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、シルバーホイップ賞（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた37戦目は、ダービーグランプリ CD7（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。