タイガートルネード（2004年生、母マサノトルネード）

タイガートルネード（2004年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虎＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時11歳）と交配したマサノトルネードが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は田鎖牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の名古屋チャレンジカップオレンジ賞。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月22日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月5日、中7週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月8日、中6週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイウンリードに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた7戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2007年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝!平野暖誕生記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワージングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

1月16日、中1週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップアップル賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラジョリーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

2月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

3月31日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月13日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイウンフレンドに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦2勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイティビガーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエイティビガー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月4日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた20戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のHBA協賛馬産地特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた22戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた24戦目は、たんちゃんお誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた25戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（11戦3勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

2月1日、中3週で迎えた26戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のティータイムに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月19日、中2週で迎えた27戦目は、スノーフレーク特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（12戦3勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はグランプリジョニーと並んで3着同着となった。

3月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグランプリジョニーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。