オリバナム（2022年生、母ハマオリ）

オリバナム（2022年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「乳香。神聖な薫香で浄化する聖なる香り。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロジャーバローズ（当時6歳）と交配したハマオリが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2025年）

3月29日、デビュー戦は森田誠也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月31日、中8週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルディスティーノを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

9月14日、中7週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ロンドボスに3/4馬身交わされて2着となった。

11月1日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミッキースターダムをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。