トラストディアー（2002年生、母ロマンスカイ）

トラストディアー（2002年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋いとしい、高価な」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時13歳）と交配したロマンスカイが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月26日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドリームシーカーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたモダンアーティスト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（2006年）

4月1日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノニシーノに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2007年）

4月29日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。