リーダークライス（1991年生、母バリモダツシユ）

リーダークライス（1991年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のイチコウエンライ（当時5歳）と交配したバリモダツシユが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は高畑幸一郎。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

6月19日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のブンブクヒリュウに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。4頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい4着に終わった。

3歳（1994年）

4月2日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/不良）に55kgの斤量を背負って出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミヤギノフミに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

4月9日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月25日、中5週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。