ミスズシャープ（2002年生、母ミスズファイヤー）

ミスズシャープ（2002年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鋭い」。毛色は鹿毛。種牡馬のミスズシャルダン（当時7歳）と交配したミスズファイヤーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の一般C9。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月4日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2006年）

11月15日、約23か月半の休養明けで馬体重を前走から49kg増やして迎えた2戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた3戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブロッサムレディーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月6日、連闘で迎えた4戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナムラクックに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエムエスリーダーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5歳（2007年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、KIRINカフェドパリアイリス賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルシャワーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた7戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンデープリティーに1馬身の差をつけて制した。

4月28日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2008年）

1月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。