ラブカーナ（2004年生、母カーナⅡ）
Love Caerna
2004.04.29
ラブカーナ（2004年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「愛＋母名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したカーナⅡが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着5回。2007年のオークス（優駿牝馬）(牝G1)で3着に入った他、2007年のスイートピーステークス(オープン 牝)で2着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 18戦2勝 [2-5-3-8/18]
- 総賞金国内
- 8,714万円
- 生年月日
- 2004年4月29日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牝
- 毛色
- 青鹿毛
- 厩舎
- 中村均栗東
- 馬主
- 増田陽一
- 生産者
- （有）新冠橋本牧場
- セール落札価格
- 504万円
北海道オータムセール サラブレッド 1歳
- 抹消情報
- 中央：2009年6月11日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
指数の推移（直近7走）
- 7
走
前 - 6
走
前 - 5
走
前 - 4
走
前 - 3
走
前 - 2
走
前 - 前
走
パフォーマンス分析
- 最高指数
- 勝利時最大着差国内
- 3馬身半
ベストレース
- レース名
- オークス（優駿牝馬）
- 日付/馬齢
- 2007年5月20日/3歳
- コース
- 東京芝2400m左
- 指数
- 着順
- 3着
- オッズ/人気
- 25.5倍/8番人気
- 馬番/頭数
- 12番/18頭
- 天候
- 晴22.2℃
- 馬場状態/馬場速度
- 良/標準
- レースラップ
- 平均=12.0/ラスト=12.6
- レースペース
- ミドル
- 通過順位
- 14-13-11-12
- 馬体重増減
- 432kg0
- 出走間隔
- 中2週
- 騎手斤量
- 菊沢隆徳55.0kg
血統
概要
祖母のRiviere Saleeは海外2戦0勝。曾祖母のRiver Plateは海外7戦0勝。父のオースは海外G1・1勝（英国芝）。
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Pharos＝Fairway | 6*7*7×6*7 | 5.46% |
| き | Sweet Lavender＝Rose Red | 7×6 | 2.34% |
| き | Bimelech＝Big Hurry | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Northern Dancer | 3×4 | 18.75% |
| 牡 | Nearco | 5*7×5*6 | 8.59% |
| 牡 | Hail to Reason | 5×5 | 6.25% |
| 牡 | Hyperion | 6*6*7*7×6*7 | 7.03% |
| 牡 | Djebel | 6*7×6 | 3.9% |
| 牡 | Bahram | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Gainsborough | 7*7×7*7 | 3.12% |
| 牡 | Royal Charger | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡S | Alycidon | 5*6 | 4.68% |
| 牡S | Blenheim | 7*7 | 1.56% |
| 牡S | Nasrullah | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Blandford | 7*7*7 | 2.34% |
| 牝 | Chenille | 5×6 | 4.68% |
| 牝 | Aloe | 7×7 | 1.56% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ノーザンダンサー系
- ファミリーナンバー
- 16-b
レース成績
経歴
デビュー前
1歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、中地エージェンシーによって504万円で落札された。
中村均厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2006年）
7月8日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。
7月23日、中1週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
7月29日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネカンナに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
8月6日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。
12月2日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。
12月16日、中1週で迎えた6戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、6着に入り込んだ。
3歳（2007年）
1月20日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウコレットに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。
2月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
3月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。
4月8日、中2週で迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したザレマを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。
4月29日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したスマートカスタムにハナ差届かず2着となった。
5月20日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。
8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルスパーダに1馬身半の差をつけて2勝目を収める
8月25日、中2週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。
9月8日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したアルコセニョーラを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
10月14日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。
5歳（2009年）
5月10日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。
6月6日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（9戦2勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったグッドバニヤンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。