アリスマティック（2003年生、母ドーンズヘイロー）

アリスマティック（2003年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「計算能力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時13歳）と交配したドーンズヘイローが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月4日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月30日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

11月20日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグロウショットに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月15日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、チャンスダミズキに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月12日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったエベレストクィーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワタリウインドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、トワイライトオープニング賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月1日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた23戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。