ドクターブイ（1995年生、母ハマナスレディ）

ドクターブイ（1995年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラロータリー（当時11歳）と交配したハマナスレディが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝栄治。戦績は、中央平地16戦0勝、地方12戦3勝。主な勝ち鞍は1998年の名古屋チャレンジカップマンゴー賞。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月23日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（1998年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマンゴー賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のカイロノヒヨリに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月7日、中1週で迎えた12戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（9戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4月12日、中4週で迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた16戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた17戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

12月31日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた18戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（1999年）

1月11日、中1週で迎えた19戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた20戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた21戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月11日、中6週で迎えた22戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のウエストリュウジンを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

5月22日、中5週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナカトップタクマを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

6月28日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5歳（2000年）

2月5日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた27戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。