トットコヒーロー（2002年生、母コダマパレード）

トットコヒーロー（2002年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「とっとこ走る様子＋ヒーロー」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスピードワールド（当時8歳）と交配したコダマパレードが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は貞廣牧場。戦績は、中央平地33戦2勝2着4回、中央障害5戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、貞広省吾から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉田修によって157.5万円で落札された。

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月10日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は422kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコウエイマーブルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月13日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフサイチアウステルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したトウカイワイルドに半馬身届かず2着に敗北した。

7月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったマルイチハミングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマーシャルアートを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた18戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のハイタイドを3/4馬身振り切って2勝目を獲得した。

12月24日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4歳（2006年）

1月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（9戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（12戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

11月11日、約7か月半の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた27戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（9戦1勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月23日、約11か月の休養明けで迎えた29戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（10戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（11戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（12戦1勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた33戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月10日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月21日、中5週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。