ホワイトルシアン（2005年生、母カーリービッド）

ホワイトルシアン（2005年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カクテルの名前」。毛色は芦毛。種牡馬のリキアイワカタカ（当時11歳）と交配したカーリービッドが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡光男。戦績は、中央平地10戦0勝、地方26戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4歳（2009年）

4月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた2戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエレプリティーに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のタキノテンバに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のデンコウスチールをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

7月29日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大柿一真騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチョットグルービーに1馬身3/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大柿一真騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のパエストゥムに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2010年）

3月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた10戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6歳（2011年）

10月12日、約12か月半の休み明けで迎えた15戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったトップアテンションに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（5戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた19戦目は、菊正宗特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（6戦5勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7歳（2012年）

6月21日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、つゆくさ賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた23戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、こむらさき賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

9月27日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（7戦5勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は平原透雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた28戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた29戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた30戦目は、城山電子特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は平原透雄騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8歳（2013年）

1月16日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

4月17日、中9週で迎えた33戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平原透雄騎手（8戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（10戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒガシプリマドンナを3/4馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。