カミノフシラビ（1986年生、母カミノチドリ）

経歴

デビュー前

3歳（1989年）

2月25日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラフジオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月23日、中7週で迎えた2戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホウヨウアムールに1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスダビートをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上1400万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スイートセシールに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月16日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上1400万下の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5歳（1991年）

3月24日、約15か月半の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったヒノキヤホクトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部幸雄騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタブロバーネに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月12日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部幸雄騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部幸雄騎手（9戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフジカツラに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

10月12日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で岡部幸雄騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（11戦5勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた14戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（12戦5勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6歳（1992年）

10月24日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、奥多摩ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた17戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

7歳（1993年）

7月10日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月31日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の北陸ステークス（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。