ジャンティエス（2015年生、母アウトオブザウィム）

ジャンティエス（2015年1月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「親切、優しさ（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時16歳）と交配したアウトオブザウィムが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月22日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 雨/重）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

12月24日、中8週で迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2018年）

2月25日、中8週で迎えた3戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、イセベルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったマクルーバにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のメダリオンモチーフに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、マーガレットスカイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月4日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2019年）

1月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、最後はガチコと並んで4着同着となった。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。