ワンダーアベニール（2010年生、母カルミナブラーナ）

ワンダーアベニール（2010年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋未来、将来（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時16歳）と交配したカルミナブラーナが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害3戦0勝、地方4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、荻伏三好ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山本信行によって451.5万円で落札された。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月1日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイムアラウドに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

9月17日、約11か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2014年）

4月10日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、臥龍桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、デスティニーシチーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月27日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリアライズリンクスに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

10月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、夢前川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた9戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカトラスを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って久々に勝利を挙げた。

12月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5歳（2015年）

1月5日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月24日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月13日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6歳（2016年）

1月23日、中5週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。