カノヤオオワシ（1997年生、母バンブーシュトー）

カノヤオオワシ（1997年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のマークオブディスティンクション（当時11歳）と交配したバンブーシュトーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は戸田ゆり子。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦1勝。2000年の肥後菊賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸田ゆり子から「岩川市場サラブレッド2歳」に上場され、神田薫によって315万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月24日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月19日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3歳（2000年）

1月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月19日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた11戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒノデランランに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬ジョッキーズGP第1戦（佐賀ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、えびの特別（中津ダート1300m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は井上悦児騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月10日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

10月29日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた21戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4歳（2001年）

5月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。