カシオン（2019年生、母ウルトラブレンド）

カシオン（2019年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ダマスカスにある山の名称。本馬の血統より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したウルトラブレンドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2-20。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,500万円（7万×500口）で一口馬主が募集された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

5月8日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコヨイノツキに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマカイレイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた6戦目は、祥雲賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したラファエーレを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた9戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したカシノイースターにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルータンゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、春風特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のモーゲンをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノヴァレンチを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

6月17日、中2週で迎えた14戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR佐賀第2戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、白南風賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（10戦4勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るモーゲンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

8月12日、中3週で迎えた17戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（11戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた18戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（12戦5勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリノハーヴィーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月24日、中2週で迎えた19戦目は、秋天賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（13戦6勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパフュームリボンを途轍もない末脚で半馬身差し切って8勝目を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた20戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（14戦7勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた21戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（15戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5歳（2024年）

3月2日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（16戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた23戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（17戦7勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた24戦目は、春暖賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（18戦7勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、橘月賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた27戦目は、万緑賞（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた28戦目は、弥涼暮月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般B5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた30戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般B5（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた32戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた33戦目は、涼風賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（8戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6歳（2025年）

1月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた34戦目は、一般C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（19戦7勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた35戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（20戦7勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、桃月賞（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（21戦7勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。