ナリタグランド（1999年生、母プリンセススキー）

ナリタグランド（1999年4月5日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時7歳）と交配したプリンセススキーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月25日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた3戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3歳（2002年）

1月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河北通騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したパドゥシャを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したパラダイスバウンドにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（7戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（8戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（9戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は内山正博騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4歳（2003年）

9月30日、約15か月の休み明けで迎えた16戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、シャクシャイン特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、富川特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた19戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月9日、中1週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセルリアンアヴァンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、トータリゼータカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。