タマモヒメギミ（2018年生、母タマモマナムスメ）

タマモヒメギミ（2018年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+姫君。母の名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアポロキングダム（当時15歳）と交配したタマモマナムスメが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月22日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月10日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のラウディに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月9日、中9週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

6月19日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、コウイチにアタマ差交わされて2着となった。

7月31日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、プリンセスヨウクに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒートライトニングに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月20日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

12月28日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分恭介騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4歳（2022年）

2月19日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で国分恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着を確保した。

3月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で国分恭介騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のビーアイフェリペをハナ差振り切って雨中の大混戦を制した。

5月1日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で国分恭介騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

7月9日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。