カネトシベネフィス（2000年生、母カネトシシェーバー）

カネトシベネフィス（2000年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋恩恵・天恵・特典（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したカネトシシェーバーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C1-3。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3歳（2003年）

1月25日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳F2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳F31（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた9戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳F31（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳F31（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳F31（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳F32（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上C9-2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C9-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた16戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松本剛志騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブラウンクラシックをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月18日、中5週で迎えた18戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6-2（園田ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4歳（2004年）

1月8日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C8-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C8-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C8-3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C9-1（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C9-3（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた33戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（11戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。