コウエイライト（2008年生、母ダンツビューティ）

コウエイライト（2008年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋光」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時20歳）と交配したダンツビューティが22歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方18戦5勝2着4回。2010年のひまわり賞(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったパティオにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3歳（2011年）

3月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、マーティントゥルーに交わされて4馬身差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた11戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモイチバンボシに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂本和也騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のデュラビリティに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂本和也騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウテッサイに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂本和也騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアランロドをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂本和也騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったアグネスピンキーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4歳（2012年）

1月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂本和也騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂本和也騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るピエールマダムをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

2月14日、中2週で迎えた22戦目は、ゆきのした賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で坂本和也騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた23戦目は、淡路島ポーク特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で坂本和也騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のオーシャンハンターに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月20日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で坂本和也騎手（13戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で坂本和也騎手（14戦5勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、プレストンシャトーにクビ差交わされて2着となった。

4月30日、中2週で迎えた26戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ウェッツオールスターカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。