アンノウンレディ（2020年生、母マイネレーツェル）

アンノウンレディ（2020年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「未知の女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したマイネレーツェルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年のアメジスト賞。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5月6日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のショウナンアビアスを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったココナッツブラウンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

12月16日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2023ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山1戦（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4歳（2024年）

1月28日、中5週で迎えた11戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。