ランドオブリバティ（2018年生、母ドバウィハイツ）

ランドオブリバティ（2018年4月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「自由の国」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したドバウィハイツが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2021年のきさらぎ賞(G3)で3着に入った他、2020年の芙蓉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月9日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/不良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスパイラルノヴァをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月3日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のアランデルに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2021年）

2月7日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G2のフジテレビ賞スプリングステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの糸魚川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタガノディアーナを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2022年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月8日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

10月29日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（2023年）

2月11日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

10月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメモリーズオブユーから半馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2024年）

3月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

2024年4月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。