オメガドーヴィル（2016年生、母オメガインベガス）

オメガドーヴィル（2016年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+フランスの地名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時15歳）と交配したオメガインベガスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（2019年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月23日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月18日、中7週で迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた15頭をごぼう抜きし、最後は2着のマーヴェラスクインに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4歳（2020年）

3月1日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4月26日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったイベリスリーフに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月15日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月24日、中9週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったガチコにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2021年）

3月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月22日、中7週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエピックガールに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月12日、中2週で迎えた16戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

6歳（2022年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

2022年2月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。